群馬県伊勢崎市の住宅街の一角にこの住宅はある。施主家族は二人のお嬢さんをもつ30代共働きの夫婦。奥様方のご両親の所有する土地のなかに3棟目の建築として、旗竿状に敷地を見出す。周囲に散見されるハウスメーカーによって建てられた2階建てのアパートはほぼ同じ規格で作られているため、一定の秩序を持っている。地上6mまでは周囲の建築同様ぽつ窓とバルコニーによる構成とし、屋根をパッカリと開けたような3階に全集開口部の開放的なリビングを配置する計画とした。このようにしてみると、3階のリビングの視線上には、周囲の建物の屋上か勾配屋根が広がるのみであり、あたかも第二の地面が現れたようにも見える。彼方には雄大な赤城山や榛名山の山並みを望むことができる。母屋と所有のアパートとの間に設けた中庭は周囲とつながるための余白と仕掛けを設けた。施主の住みこなす力に多分に託す形となったが、それに早速応えてくれているようだ。

 

 

Date: 2017 April
Site: Isesaki, Gunma
Category: Private House
Plan type: New construction
Scale: 3-Floor
Structure: Wood
Site area: 178.06㎡
Building area: 29.81㎡
Floor area: 89.43㎡
Design: Mitsuyoshi Miyazaki,  Soichi Tasaka